簡単なデータベースを作ってみる

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簡単なデータベースを作ってみる

このページの説明ではフォームから受け取った情報をファイルに書き出す処理のみ
を説明していますので、フォームからの受け取り方などは、このページ下部にある
関連項目から参照して下さい。

データを入力するフォームを作成する

下のようなフォームから送信した情報を記録します。
※ 下のフォームはサンプルの為、動作しません。

お名前
E-mail
郵便番号
住所
備考

【上記のフォームの内容】お名前のフォーム欄の name は name E-mailのフォーム欄の name は mail 郵便番号のフォーム欄の name は postno 住所のフォーム欄の name は addr 備考のフォーム欄の name は etc 送信メソッドは POST 送信先は test.cgi

下のソースでは既存ファイル test.txt を読み込んで配列に入れ、フォームから受け取ったデータ
をその配列に追記、保存する手順で行っています。
配列へは先頭行へ追記を行いますので、フォームから送信する度に、ファイルの最上部へ
新しいデータが記録されていきます。

#!/usr/local/bin/perl

#フォームからデータを受け取り変数へ入れる
read(STDIN, $formin, $ENV{'CONTENT_LENGTH'});

# + 記号を半角スペースに戻す
$formin =~ tr/+/ /;

#URLエンコードデータをデコード
$formin =~ s/%([a-fA-F0-9][a-fA-F0-9])/pack("C", hex($1))/eg;

@indata = split (/&/,$formin); #受け取ったデータを＆で区切り、配列へ

foreach $tmp (@indata) #フォームの要素分（配列分）以下の処理を繰り返す
{
	($name,$value) = split (/=/,$tmp); # =記号で区切り、名前 と 値 に分ける
	$forminh{$name} = $value; #区切った名前を付けた連想配列に値を入れる
}

#既存ファイルを読み込み、配列@aaa に入れる
open (IN,"test.txt");
@aaa = <IN>;
close (IN);

#改行コードを タグに置換える
$forminh{'etc'} =~ s/\r\n/ /g;
$forminh{'etc'} =~ s/\n/ /g;
$forminh{'etc'} =~ s/\r/ /g;

#カンマを全角にする
$forminh{'etc'} =~ s/,/、/g;

#フォームから受け取ったデータを配列の先頭に追加する
#その際に各要素はコンマで区切り、後で使えるようにする
unshift (@aaa,"$forminh{'name'},$forminh{'mail'},$forminh{'postno'},$forminh{'addr'},$forminh{'etc'}\n");

#新しいデータが追記された配列を test.txt に書き出す
open (OUT,">test.txt");
print OUT @aaa;
close (OUT);

print "Content-type: text/html\n\n";
print <<"HTML";
データの書き込みが完了しました。 
 
お名前 $forminh{'name'} 
E-Mail $forminh{'mail'} 
郵便番号 $forminh{'postno'} 
住所 $forminh{'addr'} 
備考 $forminh{'etc'}

HTML
exit;

上記のソースを保存してアップロード後、フォームから実際に書き込んでみると、
それぞれの要素がカンマで区切られて一行に記録されます。
また続けて送信すると、先頭行に次のデータが追加されていきます。

ソース内に、どのような処理を行っているかをコメントとして書き込んでありますので、
それと比較しながら、どのような順序で何を行っているのかを把握しましょう。

上記のサンプルソースでは、１つのデータをカンマでそれぞれの要素に区切っていますので、
カンマが入力されていた場合は、全角カンマに置換えするようにしています。
別の記号や文字で区切る場合は、区切り文字と同じ文字が入力された時に置換えする処理を
するようにしないと、ログファイルが破損する事になりますのでご注意下さい。

関連項目

・　CGIの作成に関する用語
・　CGI作成に関するFAQ
・　フォームから入力された値を表示する
・　フォーム入力からファイルの書き出し
・　ファイルに書き出す
・　ファイルから読み込む