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掲示板の設置方法 |
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ここでは 「KENT-WEB」さんで配布されている掲示板のなかで設置が簡単だと思われる掲示板を例に設置方法を説明していきます。
CGI が許可されていないサーバでは利用する事が出来ませんので、レンタル掲示板などを利用する事になります。
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解説サイト
Perl で作成する CGI や、その設置方法の詳細などは以下のサイトでご紹介しておりますのでご利用下さいませ。
Beginner's CGI
https://aimix.jp/cgi/
掲示板CGI入手
掲示板のCGI入手
「KENT-WEB 」さんのサイトからカウンタをダウンロードしますが、ダウンロードする前は利用規約に必ず目を通してください。
この説明では掲示板の中の「ASKA BBS」を例に説明していきます。
「KENT-WEB -フリーソフトで作るインタラクティブページ-」
このなかの 「ダウンロード」 から 「掲示板」 → 「ASKA BBS」 を設置するので、その右にある
「GO」 ボタンを押します。
そこで、「LHA形式」 又は 「ZIP形式」 のどちらかを選び、ダウンロードします。
ファイルの解凍
解凍ソフトのダウンロード
ダウンロードしたファイルは圧縮されているので、解凍しなくてはいけません。
すでに解凍できるツールをお持ちの方はそのまま解凍して、まだお持ちでない方は下のサイトからダウンロードして下さい。
Windowsで人気のある解凍ツール「Lhasa」を使ってみます。
著作権は作者である 「たけちん」 さんにあります。
「Lhasa ダウンロードのページ」
解凍ソフトのインストール
完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。
インストールはほぼ自動的に行われ、実行するとインストール先のフォルダを選ぶ画面がでますが、通常はこのまま「インストール開始」を選択し、進めます。 インストールが完了するとLhasaを起動しますと出ますので、「OK」
を押します。
設定画面で、下のほうの 「関連付け」 の 「LZH」 と 「ZIP」 をチェックしておきます。 これをやっておくと、圧縮ファイルがあったあときにこのソフトが認識でき、圧縮ファイルをダブルクリックするだけで、解凍できるようになりますのでチェックを入れておきましょう。
ダウンロードしたCGIの圧縮ファイルの解凍
解凍ソフトがインストールされたら、ダウンロードしたCGIの圧縮ファイルをダブルクリックするか、ファイルをデスクトップ上にできたショートカットの上にドラッグ、ドロップすると、デスクトップ上に解凍されます。
環境に合わせ設定
ダウンロードしたCGIはそれぞれの環境に合わせて設定が必要です。
設定方法は 「KENT-WEB」さんのサイトに細かく記載されているので、それに合わせてやっていきます。
まず、「エディタ」で解凍したファイルの中にある 「aska.cgi」を開きます。
「エディタ」は特にないのであれば、windows標準の「メモ帳」でも結構ですがフリーソフトでもっと使いやすいソフトも沢山あります。
とりあえず分からない方は「メモ帳」でいいと思います。
以下の項目を確認、修正していきますが、全て半角で入力して下さい。
全角で入力してしまうと動きません。
#!/usr/local/bin/perl/
これは、Perl へのパスを示す部分で、プロバイダで決められたものを入れますが、通常このままか、「 #!/usr/bin/perl/ 」 が多いです。
これが間違っていると全く動作しないので、よく確認しましょう。
プロバイダから送られた書類やプロバイダのサイトで確認する事ができますが、分からない時はプロバイダのサポートに問い合わせて下さい。
$pass = '0123';
これは投稿された記事を削除する為の管理人用パスワードです。
半角英数字で指定します。
$max = 50;
掲示板の記事を保持する数です。 デフォルトでは50件に設定されており、50件を超え新しい書き込みがあると、古い記事から削除されていきます。
説明書きにも大きくしすぎると重くなったりするとありますので、100件以内に設定しておきましょう。
$home ='../index.html';
掲示板からサイトに戻る為のURLをここへ書きますが、CGIとHTMLが別サーバに置いてあるサーバの場合、絶対パスで書かなくてはいけないところに注意して下さい。
$body ='<body bgcolor="#F0F0F0" text="#000000" link="#0000FF
vlink="#800080" alink="#FF0000">';
ここでは掲示板の背景や文字、リンクの色を設定する所で、”と”で囲われている中に#000000のように書き、それぞれの意味は下記の通りです。
body bgcolor 背景の色です
text 文字の色です
link リンクの色です
vlink 既読リンクの色です
alink 訪問中リンク色です
$refcolor ='#804000";
引用文の文字色を設定します。 引用は他の人の発言を一部使ったりする時に使います。 > の後に続けて書くと引用とみなされ、この設定の色になります。
$lockkey = 0;
掲示板のログを保護するロックの設定で、デフォルトの「0」だと無効で、「1」はsymlink関数が利用できる時の有効、それ以外で有効にする時は「2」にします。 動作しない時は0のままでもいいですが、ほぼ同時に書き込みなどを行った場合にファイルが壊れる可能性があり、それを防止する為の設定で非常に重要です。
$mailing = 0;
メールでの通知をするかどうかで、0は通知しない、1は自分の投稿も通知する、2は自分以外の投稿は通知するとなっています。 これは自分に対してメールで書き込みがあった場合に通知する機能です。
※sendmailが使えないサーバでは利用できませんので0にして下さい。
@niftyなどsendmailが使えないサーバでメール通知をONにすると、投稿時にエラーとなってしまいますのでご注意下さい。
$mailprog = '/usr/lib/sendmail';
sendmailへのパスを設定しますが、メール通知をしないに設定している人は関係ありません。 sendmailが使えるサーバで、メール通知をするにしている人はサーバのsendmailへのパスを調べ、ここへ書きます。
投稿した時にエラーとなる場合、このsendmailのパスが間違っている場合がありますので、確認してみて下さい。
また、投稿時にエラーとなってしまう場合 sendmail が許可されていない可能性がありますのでご注意下さい。
$mailto = 'xxx@xxx.xxx';
これもメール通知するに設定した方のみ関係あります。 メール通知時に送るメールアドレスをここへ設定します。
$deny ='';
アクセス拒否するホスト名をここへ書きます。 CGI中の説明にもあるのでそれを参考に設定して下さい。 ここへ設定したホストの人は掲示板にアクセスできなくなります。
$location = '';
ここにはこの「aska.cgi」のパスをファイル名まで絶対パスで記述します。
'と' の間に記述します。
掲示板へのリンクを設定する
カウンタと違い、掲示板ではCGIで掲示板用のページを作って表示しているので、掲示板CGIへのリンクを設定するだけで結構です。
絶対パスで、掲示板へのリンクを設定しましょう。
例えば,掲示板CGIをアップロードするディレクトリが下の場合は、https://hpcgi3.nifty.com/aaa/
下のようなURLへリンクを設定します
https://hpcgi3.nifty.com/aaa/aska/aska.cgi
自分のホームページスペースに合わせて設定してみましょう。
以上で準備は終わりです。 次はサーバへアップロードしてみます。
アップロード
トップページをアップロード
FTPサーバへ接続したら、先ほどソースを付け加えたページをアップロードします。
CGIのアップロード
先ほど解凍して設定したCGIは「aska」 というフォルダに入っていると思いますので、そのフォルダごとページをアップロードした所と
同じ所にアップロードし、パーミッション(アクセス権)を設定します。
※これを間違えると動作しないので注意して下さい。
aska.cgi 「755」
aska.log 「666」
jcode.pl 「644」
lockディレクトリの作成
カウンタで使用するログファイルを保護する為のディレクトリを作成します。
カウンタ画像用のディレクトリと同様に「aska」 ディレクトリ上で、右クリックし、 lock というフォルダを作成してください。 この「lock」というディレクトリの中は空のままにしておいて下さい。
また、「lock」 ディレクトリのパーミッションは「777」に設定して下さい。
FTPサーバとの通信を切断して、アップロードの完了です。
動作確認
それでは設置した掲示板の動作確認をしてみましょう。
まずはリンクを設定したページから掲示板が表示できるかをやってみて下さい。
これで表示されない時は、リンクのURLが間違っていますので、確認して下さい。
リンクの上で、右クリック→プロパティで、どのURLへリンクしているかが確認できますので、確認して修正しましょう。
掲示板が動作したら、自分で書き込みや返信のテストを行ってみましょう。
このへんで、読み書きする時にエラーが出る場合や掲示板の表示がおかしい場合は、はじめのほうで設定したファイルの変な所をさわってしまった可能性もありますので、デフォルトの設定と見比べて変なところが無いかをまず確認しましょう。
ロックを有効にした場合、ほぼ同時に書き込みを行うと、データを保護する為にロックされ、初めに書き込みを行った人が完了するまで書き込みできませんが、その処理はすぐおわるので、、もう一度書き込んでみてください。
その他に
ここの説明では簡単に設置できるとてもシンプルな掲示板を紹介しましたが、掲示板もフリーで利用できるものが沢山存在し、機能が豊富なものも沢山あります。
機能が増えれば設定する項目や注意するポイントも増えてくるのでそれだけ設置が大変になりますが、基本的には同じような事なので一度設置できれば他の掲示板の設置もそれほど難しくないと思いますので、チャレンジしてみて下さい。
また、動作しない 500の内部サーバエラーが出る時はまずPerlのパス、変な所を触っていないか確認、パーミッションの確認をしましょう。
あとは改行コードが違っていても 500のエラーが出ます。
通常はWindows用の改行コードのまま保存し、テキストモードで送信すればFTPツールが自動で変換してくれますが、Linux用の改行コードで保存した場合は改行コードも含めて送信するバイナリモードで送信しないとエラーとなります。
Linux |
LF |
Windows |
CR+LF |
Mac |
CR |
ちなみに Windows付属の「メモ帳」は 改行コード「CR+LF」で開くので、Linux形式の「LF」の改行コードのファイルをメモ帳で開くと、行がつながって見えます。
改行コードLFのファイルを開きたい時は、フリーのエディタなどをダウンロードして利用するといいと思います。
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