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 作成したページをサーバへアップロードする

FTP(File Transfer Protcol)ツール を使って作成したホームページをホームページスペースにアップロードする方法を説明していきます。


 FTPとは

FTPとは File Transfer Protcol (ファイル・トランスファー・プロトコル)の略で、サーバとクライアント間でファイルの送受信を行う為の規格です。

ホームページはプロバイダなどのWWWサーバ (WEBサーバ) から配信する仕組みになっているので一般の人が自由にホームページを観覧する為には、作ったファイルをここへ置かなくてはなりません。

FTPサーバと呼ばれるファイルの送受信を専用に行うサーバが用意されているので実際にはここへファイルを転送します。 ホームページビルダーにはファイルの送受信を行うソフトが付属しているので、これを使ったファイル操作の仕方を紹介していきます。

FTPツールはフリーソフトとして数多く配布されており、基本的な操作はどれも同じようになっていますので使いやすいものを探して利用してもよいと思います。




 準備

まず FTPサーバの名前や自分専用のID、パスワードなどが必要になりますが、これはプロバイダ加入時に書類やメールで送られて来ていると思いますので確認して下さい。

1. ホスト名又はアドレス(ftp.aaa.com などFTPサーバ名)
2. ユーザ名 (FTP用のユーザ名又はID)
3. パスワード(FTP用のパスワード)
4. アップロードするフォルダ (homepageなど指定された所)
5. パーミッションの情報 (独自の設定の所があります)

以上の情報が分かれば、FTPサーバに接続し、送受信する事が出来ます。
また、ホームページスペースによっては初期状態で 「0MB」 で設定する事により自分のスペースが使えるようになるところもあるので確認しておいて下さい。





 設定

FTPツールの設定をしていきましょう。 メニューの 「ツール」 より、「FTPツールの起動」 を選択し、FTPツールを起動し、始めだけ設定が必要なので、順番に設定していきます。

「 設定 」 ボタンをクリックして、設定画面を出します。


「サーバプロファイル名」
これは自分が分かるようにしておくだけなので、なんでもいいです。
プロバイダの名前などを入れておくと分かりやすいかもしれません。


「プロバイダの選択」
ここに載っている プロバイダを使用している方は、ここの欄から選ぶだけでサーバ名などの設定が自動で入力されますが、FTPサーバなども新設されたりするので、手元に 「準備」 で記載した情報が分かるなら手で入れていっても結構です。 もしここに自分のサーバがあったとしても、一応間違っていないかを確認しておきましょう。


「FTPサーバ名」
ここにファイルの送受信を行う為のサーバ名を入れます。
インターネットでよく使うサーバには3種類のサーバがありますので簡単に説明します。今回アップロードで必要となるのは FTPサーバ名です。

FTP
サーバ
ファイルの送受信を行うサーバで、ドメインが ftp.aaa.com など分かりやすく先頭に ftp が付いて
いるサーバ名が多いですが、そうでないサーバも
沢山ありますので、確認が必要です。
Mail
サーバ
メールの送受信を専門に行っているサーバです。
今回の設定では必要ありません。
WEB
サーバ
WEBサイトを発信しているサーバで、FTPでアップ
ロードした後はここへアクセスして確認してみます。
また、FTPサーバと同じサーバ名の所もありますが、
別サーバとなっている所も多いので、確認しておき
ましょう。


「FTPアカウント名」

FTPサーバ用のアカウント名で、初めから別々のアカウント名が決められているものや初めはメールアカウントなどと同じになっているものなどあるので、確認が必要です。


「FTPパスワード」
これもFTPサーバ用のパスワードです。 上記アカウント名と同じく、メールアカウントなどと初めは同一になっているものもありますので、確認して下さい。




その他に気をつけることは、FTPでファイルの送受信をする時に「ファイアウォール」 ソフトなどが警告を発する事があります。
FTPは相互通信を行うので、サーバ側からも自分のパソコンにアクセスして来る為です。 ファイアウォールの設定でこのFTPソフトは遮断しないように設定しておきましょう。

警告を発する前に自動的に遮断している場合もありますので、FTPサーバと通信が出来ない時は、この設定を見直してみましょう。
これでとりあえずの設定は終わりなので、早速つなげてみます!





 接続

接続後の操作方法を下の画像で説明しておきます。



(1) FTPサーバとの接続を開始するボタンです。
    接続後は切断ボタンに切り替わります。

(2) ローカルファイルが表示されます。
    自分のパソコンの中のファイルです。

(3) サーバのファイルとフォルダが表示されます。
    自分のパソコンと同じ操作で行えます。

(4) アップロードボタンです。
    ファイルを選択後、このボタンでアップロードします。

(5) ダウンロードボタンです。
    ファイルを選択後、このボタンでダウンロードします。

(6) ディレクトリの同期、送信モードの設定です。
    通常はこのままでいいです。




と、一通り見たところで 「接続」 ボタンをポチッと押してみましょう。
接続が完了すると、右側の (3) の部分にサーバ上の自分のホームページスペースにあるファイルが表示されます。
サーバ上のディレクトリやファイルの構成はサーバによって違うので、ここでは省き後でサーバ別の参考設定として掲載します。

接続できない場合は、設定した項目の見直し、ホームページスペースが機能しているかどうか、インターネットの接続状態、ファイアウォールの設定などを見直してみましょう。

また、Windows は SP2 になってからセキュリティの強化が図られており、それによって接続や転送に不具合が出る可能性がありますが、その場合は「コントロールパネル」から「Windowsファイアウォール」を選択し、「例外」、「プログラムの追加」と選択すると追加するプログラムの一覧が表示されますので、利用するFTPツールを選んで設定して下さい。




 アップロード

接続できたところで、とりあえずアップロードしてみます。 左側の表示欄が自分のローカルコンピュータなので、フォルダボタンやその横のボタンを使って、ホームページ作成時に保存したフォルダへ移動します。

この時、通常は右と左、サーバとローカルのフォルダは個別に移動しなくてはなりませんが、
を押すと、同期するのでどちらかのフォルダを移動すると、もう片方も移動するようになります。

これは、サーバとローカルのフォルダの構成が同じ時だけ機能(サーバに作られているフォルダがaaaaで、ローカルも同じようにaaaa) するようになっており、サーバとローカルが違うフォルダ構成だった場合又、サーバ、ローカルで片方は無いフォルダに移動した場合には機能しない又は自動で解除されます。

なかなか便利ですが、使っても使わなくてもいいです。


アップロードするフォルダを確認しアップロードする
アップロードするフォルダが指定されている場合があるので、確認します。
「public_html 」 や 「homepage」 などの配下にアップロードして下さいと指定があった場合、まずそのフォルダに移動し、その中にフォルダを作成し自分の作ったホームページをアップロードしていきます。

フォルダを作成する場合、サーバ側のウィンドウ上で右クリック、新しいフォルダの作成をクリック、名前を入れます。
また、細かく HTMLファイルはここ、画像はここ、CGIはここ、と 決められている所もあるのでそれに従って指定された場所へ転送するようにします。 これが間違っているとホームページが表示されない、画像が表示されない、CGIが動作しないなどの原因になりますので注意が必要です。

特にHTMLとCGIはほとんどのサーバで別のディレクトリを指定されるので、特に注意して下さい。 またこのように別のディレクトリに置いた場合リンクの設定も変更が必要です。


転送モードの確認
転送モードとは、そのファイルを転送する時、テキストで送るか、バイナリファイルとして送るかの設定です。
通常は自動判別モードになっており、FTPツールの方に良く使われると思われるファイルの転送モードが設定されており、自動で認識し、転送モードを切り替えてくれるようになっていますので気にする必要はありませんが、転送したページが動作しなかったりした時はここを確認してみる必要があります。


パーミッションの確認
サーバのフォルダやファイルにはパーミッションという設定があります。
これはアクセス権限の事で、誰がどのような操作をしてもいいかをフォルダやファイルに設定するもので、3桁の数字で表示され例えば、「644」や 「777」 などとなっており、この数字があらわす意味は下の通りです。


「アクセス権限の意味」

これらの数字を足す事
で権限の内容を示しま
す。

例えば、

「7」は何でも出来る

「6」は読み・書きが出
来る。

「4」は読み取りのみ

などで、「0」にする
と何も許可しない事
になります。

r 読み取り許可の設定です。

ead」

数字では
「4」
で表します。
w 書き込み許可の設定です。

write」

数字では
「2」
で表します。
x 実行許可の設定です。

「e
xcute」

数字では
「1」
で表します。


オーナー グループ 他人
ファイルの持ち主の
みに対して与えられ
る権限です。


持ち主のみに与
えられる権限なの
で、通常一番強い権
限を与えます。
サーバ管理者に
よって設定された
ネットワーク上の
グループ。

大規模なネットワ
ークなどでは管理
者も複数で管理し
ており、そのため
グループ分けして
います。

普通のWEBサーバ
では特に意味を持た
ない事が多いので、
省略して、「0」とする
サーバもあります。

左2つ以外に属
する他人を指し
ます。

これがホームペ
ージを見にきた人
に与えられる権限で、
この部分を甘くしてし
まうと、見に来た人が
ファイルに対して何で
も出来てしまう事にな
ります。

通常は安全の為に
一番厳しい設定にし
ておきます。

と設定する事によって、不特定多数から読み書きされるWEBサーバの安全を高めていますが、間違った設定をすると動作しなかったり、クラッカーなどに改竄される要因となりますので注意しましょう。
また、サーバによっては 「777」 を 「707」 にしなくてはならない、利用者は設定を変更できないなどの決まりがあるなどサーバによって違う場合がありますので確認しておきましょう。
CGI などを使用していないページをアップロード後に 500のエラーが出る場合、このパーミッション設定か、htaccessを設置している場合はその設定を確認して下さい。

この設定は 「フォルダ」 又は 「ファイル」 に対して行う事ができます。
アップロード後、フォルダやファイルを右クリックすると 「アクセス権の変更」 という項目が表示されるので、ここで設定する事ができます。
設定する時は複数まとめて変更する事もできます。





 ファイル操作

アップロード
自分の作ったホームページをサーバへ転送する作業をアップロードといいます。

接続後のファイル操作は通常Windowsでやっている操作と同じようにできます。 ローカルの画面からファイルを1つや複数選んで右クリック、アップロードで送信、または複数選んだあと、サーバ側の画面へドロップする事でもアップロードできます。

これはローカルの画面以外にも、デスクトップに置いてあるファイルなどもそのままサーバ画面へドロップする事ができます。 この他にも上のほうの 「接続」 の項目で説明した、赤丸4 のボタンを押してもアップロードできます。


ダウンロード
サーバから自分のパソコンへファイルを転送する事をダウンロードといい、ダウンロードも同じく、サーバからローカルへ右クリックからダウンロード又はローカルへドロップする事で操作できるようになっています。
また、これもアップロードと同じく、赤丸5のボタンをおしてもダウンロードできます。


削除
削除は右クリックしたメニューから 「削除」 を選択する事によってできますが、注意が必要です。

Windowsでは通常、削除したファイルは 「ごみ箱」 へ移動され、その後ごみ箱の内容を削除すると完全に削除されますが、このツールで削除したファイルはごみ箱へ移動される事なく、その場で完全に削除されます。

削除する時はよく確認してから行い、また常にローカルパソコン側にもホームページのバックアップを保存しておく事がとても大切です。


この他の操作も同じように右クリックから行う事ができます。
操作はとても簡単で、Windowsなどのファイル操作と同じようにできるので少し触れば、それほど抵抗なく操作できるようになります。





 確認

アップロードが完了したら、きちんとアップロードできたか、きちんと動作するかを確認してみましょう。

画像が表示されない、リンクしたはずのページが表示されないなどが特に多いですがこれは、ファイル名が違う、ファイル名を全角で入れている、プロバイダから指定された以外のフォルダにアップロードしている、などが多いので確認していきましょう。
画像のリンクなどが間違っていないかは画像上で右クリックしてプロパティから参照できます。
全て問題なく表示されたら確認はOKです。

これらは「Q&A」のコーナーや、質問掲示板の方で同じような事例の方の質問があるかもしれませんので、それらを問題解決の参考にして下さい。

あとは、ページを増やしたり、修正したりする時にこれらの操作を繰り返していきます。




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