ホームページビルダー・グレート初心者講座

　フレームを使ってサイト転送を行ってみる

ページの移動などの際にフレームを使うと利用者が意識する事なく新たなページを閲覧できます。

　サンプル

プロバイダが変わった時や、ホームページスペースを移転したい時メッセージと共に新サイトへのリンクを付けるのが普通ですが、ここではそのメッセージを出すことなく新サイトにジャンプさせる方法を紹介していきます。
例として移転時にとしていますが、実際に移転する際にこのような利用方法をすると旧スペースも維持しなくてはいけない、検索エンジンのロボットからスパムとして判断される可能性があるなどの問題がありますが、同一スペースでページ移動の際にどうしても同じように見せたいなどの場合は利用できるかと思います。

下のサンプルページでは当サイトのトップページが表示されますが、ブラウザのURL欄に注目して下さい。

ページを進めて行っても「sample.html」からアドレス欄が変わらないと思います。　これはサンプルページ全体がフレームとなっており、その中に全てを表示している為です。

見終わったらブラウザの「戻る」でこのページに戻ってください。

サンプルページ

※　戻るときはブラウザのアドレス欄が「sample.html」ではなく
　　「frametrans.html」に戻っていることを確認して下さい。

　　アドレス欄が「sample.html」のままの場合はまだサンプル
　　フレーム内にいますので、もう少し戻ってください。

※　またサンプルページはフレーム非対応のブラウザでは表示
　　できない事に注意して下さい

　設定してみる

１．　フレーム転送用のページを作る
メニューバーの「ファイル」 → 「新規作成」 → 「標準モードで新規作成」を選択して新しいページを作成、名前を付けて保存してください。

このページが転送用のページとなり、移動しても常にこのファイル名とページタイトルが表示されるようになるページです。

２．　フレームのタグを挿入する
新規作成したページの「HTMLソース」を開いてください。
その中に </HEAD> というタグがありますので、その右隣を左クリックしカーソルを表示させます。

次にメニューバーの「ツール」 → 「タグ挿入」 → 「FRAMESET」を選択し、「挿入」を押すと下のようにタグが挿入されます。

「挿入前」

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<HTML>
<HEAD>
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<META http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<TITLE></TITLE>
</HEAD>　　←ここへカーソルを置き、挿入する
<BODY></BODY>
</HTML>

「挿入後」

３．　フレームの設定をする
「ページ編集」画面に戻ると構文エラー表示が一度出ると思いますが、そのまま無視します。

ページを右クリックすると「フレームの属性」が表示されるので選択します。
ここで「URL」に移転先など転送したいページのURLを入れますが、サーバが別の場所になる場合は絶対パスで記述するようにして下さい。

また、「境界線属性」を「なし」に設定して下さい。　これが「自動」や「あり」になっているとフレームとブラウザの枠の間に境界線が出てしまう事があるので、「なし」に設定します。

これで完了ですので、プレビューで確認してみましょう。

　注意

フレームを使っているため、観覧している人にはフレームページのURLが常に表示されるようになりますので、サイト移転後のアドレスをホームページ上で見やすく通知するなどしておきましょう。

また、お気に入り（ブックマーク）の変更もサイト上で促しておきましょう。